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品番 No. MF-3

作品名 

マイセン フィギュア 「恐れと勇気のアレゴリー」
制作年
1860年頃
価格
申し訳ございませんが、売り切れました。
お買い上げ、誠にありがとうございました。
コンディション
女神の髪にカケあり 指に修復あり
アンティークとして良い常態
サイズ
高さ 21.5cm

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アンティーク アーカイヴ
TEL 03-5717-3108






解説

本作は「「恐れと勇気」を意味するフィギュアです。

ネオクラシカルな衣装の女性と子供は、母と子を示しているのでしょう。
母の体に半身をし恐れおののきながらも、勇気を奮って何かに立ち向かおうとしている子供、そしてそれをかばうようにして手を広げる母、「恐れと勇気」の寓意が直接的に視覚に訴えてくるフィギュアです。何よりも人物の表情が秀逸です。子供の眉間にしわがよっているのがご覧頂けますでしょうか?また、衣服のドレープや手先足先など、マイセンフィギュアならではの素晴らしい出来です。

製品番号は K57、 成型師番号は 131、 絵付け師番号は 6です。マークはボタン剣、 マークにスクラッチのない一級品です。

本作は19世紀半ばの作品で、マイセンのフィギュアとしては一番クォリティーの高い時期とされています。本作がとても繊細に作られているのは、写真からお分かり頂けると思います。また、この時代の彩色にもご注目下さい。淡い彩色ながら細部まで手抜きがなく、薄くかけられた釉薬と相まって、非常に繊細に仕上げられています。こうした彩色はこの時代の特徴です。現代ものの肌色は素地の白色が基調であり、釉薬は厚めで全体につるっとした感じです。これはどちらが良い悪いという事ではなく好き好きの問題ですが、品格を保ちながらこれだけの彩色し施してある本作には感心してしまいます。

コンディションですが、女性の髪の一部にカケがみられますす。また手の指には修復があると思われますが、原作に忠実な直しであり、大きな欠点とは考えていません。相対的にはよいコンディションであると思います。ご希望の方には詳しい写真やレポートを差し上げます。可能でしたら、是非実物をごらんになる事をお勧め致します。素晴らしい出来にきっと感心して下さると思います。









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